当院がセラミックを推す理由

当院が「セラミック推し」をするこれだけの理由(ワケ)

当院におけるセラミック治療の費用は、他の歯科医院と同様、健康保険の適用ができません。被せ物(クラウン)で1本70,000~90,000円(税別)、詰め物(インレー)で1本35,000~55,000円(税別)がおおよその治療費用となります(お作りするものの大きさなどにより、変動幅があります)。

保険適用の銀歯などと比べると治療費が高いので「お金持ちのぜいたく品」とか「奥歯は見えないから銀歯でいい」という考え方になってしまうのはよくわかります。

しかし!
以下の説明を是非よくご覧ください。
セラミック治療はただのぜいたく品ではありませんし、むしろ奥歯でこそ選択して頂きたい治療と私どもは思っています。
以下は患者さまの皆様に常々お話しする内容と同じものです。

再発リスクのおはなし

セラミックはいわゆる「陶器」と同じような材質です。お茶碗や湯飲みなどに使われていますが、プラスチックや金属に比べて格段に汚れを落としやすいのです。洗面所やお手洗いの掃除を一度でもなさったことがあるのなら、もしそれがプラスチック製や金属製だったら…と想像すればお分かりになるはずです(経年劣化で変色・変形したり、台所のようにクレンザーで強く擦らないと汚れが落ちなくなったりした結果、数年に一度のペースで取り換え工事になっているかもしれません)。

つまり、みなさまが歯ブラシで擦った時に「汚れが落ちにくい材質」で詰めたり被せたりした歯には、虫歯や歯周病の再発リスクが常に付きまとうのです。

逆に「汚れを落としやすい材質」を用いることにより、再度の虫歯や歯周病を引き起こすリスクを下げる事ができますし、再度の治療の確率が下がる分だけ、その歯の延命につながるのです。
※ただし、治療の理由が「以前その歯に用いた材質による」ものでなければ、当院ではセラミック治療を強く推奨はしません。

一般に歯の清掃は奥歯の方が困難です。そこにブリッジを入れているならなおさらです。そういった場所に「汚れが落としにくい材質」で新たに治療するという事は、後々どのようなことになってしまうのか、これを読んだ皆様ならお分かりになるはずです。

安全性・耐久性のお話

私たちが口の中に入れる飲食物には、総じて酸性のものが多く含まれています。歯に詰めたり被せたりする金属合金は、すぐに錆びてしまうようなことの無いような配合になってはいるようですが、年月が経てばゆっくりと経年劣化します。
金属劣化の際には、この酸性の物質による化学反応やすり減りによる体内流入などが原因で、重金属イオンが消化器官に流れ込みます。それが体内に溜まることにより、人によっては「金属アレルギー反応」が起きて、皮膚症状をはじめとする不快症状が現れます。そのため、口の中の銀歯を全て外すことで、これらの症状が解決することがあります。

ピアスやネックレス、指輪やメガネの留め金の部分がかぶれやすいなど、金属アレルギーが疑われる方々はもちろんのことですが、将来的にそれが心配な患者さまには、金属をそもそも使わない治療「メタルフリー治療」をお勧めしています。セラミックアレルギーの確率は大変まれであり、先の項目で申し上げましたように、化学的にも安定なセラミックが耐久性も安全性も一番なのです。

最後に

歯の治療で入れる詰め物や被せ物は、一度こちらで取り付けたら自力では外すことができなくなるものです。近年、カラダに良いものを選んで食べる、いわゆる「健康志向」の傾向が強くなってきており、発がん性の高い、安全性に疑問のあるものは敬遠される世の中になってきました。しかし、もうひとつ大切なのは、それを「どのような歯で噛んで飲み込むか」であると私たちは考えています。
ご自分の「食の安全」を守るためには、本当は何が必要なのかを、これを機会にぜひお考えいただければ嬉しく思います。

金属アレルギー・メタルフリー外来

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